愛知県豊田市で慢性腎臓病(CKD)を専門とした外来です

医療情報・システム基盤整備体制充実加算のお知らせ

当院では、マイナンバーカードを健康保険証としてご利用いただけます。

オンライン資格確認システムを利用し、 他院で処方されている薬剤情報や特定健診の情報等を活用して診療を行います。上記体制の整備に伴いまして、 令和5年5月から「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」を算定致します。

■加算1 (6点)【初診】

  • 従来の保険証を利用した場合
  • マイナ保険証を利用するが、 医療情報提供に同意が得られない場合

■加算2 (2点)【初診】

  • 紹介状を持参された場合
  • マイナ保険証を利用し、 医療情報提供に同意を得られる場合

■加算3 (2点)【再診】

  • 従来の保険証を利用した場合
  • マイナ保険証を利用するが、 医療情報提供に同意が得られない場合

当院は診療情報を取得・活用することにより、 質の高い医療の提供に努めます。
正確な情報を取得・活用するため、 マイナ保険証によるオンライン資格確認等の利用にご協力をお願い致します。

information

※当サイトに掲載されているテキスト・画像等の無断複写・転載等を禁じます。

慢性腎臓病(CKD)専門の外来です


当院は末期腎不全(自身の腎臓機能のみでは生命維持が難しい状態)における血液透析(HD)療法を行う豊田市で最も長い歴史を持った病院です。
平成29年11月に開設したリウマチ・膠原病外来に続き平成31年5月よりCKD(慢性腎臓病)外来を開設しました。

CKDとは2002年に米国腎臓財団のガイドライン(Kidney Disease Outcome Quality Initiative:K/DOQI)として発表され、2004年に国際的なNPO団体であるKDIGO(Kidney Disease Improving Global Outcome)に修正された概念です。
慢性腎炎・糖尿病性腎症・腎硬化症・多発性嚢胞腎など全ての慢性腎臓疾患によって機能的・形態的な異常が3ヶ月以上継続した場合にCKDと診断されます。
包括的にCKDを管理する事で末期腎不全への進行を抑制し、もし末期腎不全に至ってしまった場合にもスムーズに腎代替療法(血液透析・腹膜透析・腎移植)へ移行するための準備ができます。

日本では日本腎臓学会から2009年にエビデンスに基づいたCKD診療ガイドラインが発表され、2012年に重症度分類の変更、その後も2013年・2018年と逐次改定されています。

リウマチ専門医・腎臓専門医ともに専門医が少ない事もあり
・豊田近隣地区で大きい病院への受診をためらっている方
・症状が落ち着いていて近い病院に移りたい方
・腎臓病の事が不安で一度相談をしたい方
などお気軽にご相談ください。

大病院とのかけ橋の役割も重要と考えています。
特殊な検査や入院加療が必要な場合は大病院と連携をとり診療を行っていきます。

当院では40年近い末期腎不全の治療の一つである血液透析(HD)療法を提供してきた経験や実績・愛知医科大学病院など総合病院でのCKD診療の実績から、この地域の診療の一助になれれば幸いと考えています。

CKD診断基準(以下のいずれかが3ヶ月を超えて存在)
腎障害の指標
アルブミン尿(AER≧30mg/24時間;ACR≧30mg/gCr)
尿沈清の異常
尿細管障害による電解質異常やそのほかの異常
病理組織検査による異常、画像検査による形態異常
腎移植
GFR低下
GFR<60mL/分/1.73m2

AER:尿中アルブミン排泄辛、ACR:尿アルブミン/Cr比 (KUIGO CKD guideline 2012)

CKD診療の診断や目的

CKD診療で行う診断や治療目的は大きく3つあります。
(腎癌などは手術治療や抗がん剤などの治療が必要になり泌尿器科での治療となるので含みません。)
それぞれを選ぶと診察の目的や概略がわかります。

  • 1.検診などで尿検査異常が指摘された方の精密検査の必要性
  • 2.CKDと診断された方の末期腎不全への進行抑制
  • 3.末期腎不全に近づいた時に腎代替療法の選択や安全な準備
  • 現在透析しておりシャントの事や他の事で相談したい方

それぞれを選ぶと診察の目的や概略がわかります。

診療の流れ

診療の流れ
診察を希望される方はまず電話やホームページから予約を取ってください。
予約ページはこちら
予約
健診異常の方はその結果をお持ちください。
以前に受けているものがあればそれもお持ちください。
準備
すでに高血圧や糖尿病など他の病気で他院を通院されている方は、治療経過や内服薬などの情報が診察に有用になります。また「CKD診療の診断や目的」の②の中にありますように、かかりつけの先生との連携が重要になります。
通院されている病院で紹介状を作成してもらってください。
審査/検査
採血検査など結果が出るまでに時間を要するものがあります。
診察日の時間を有効に使うために診察日より前(2・3日前〜1週間ぐらい)に採血で来院される事をお勧めします。
採血のための来院時間は、以下の曜日、時間帯でお越し頂きます。(※必ず事前にご連絡してください。)
月~土 10:30~12:00/火・木 16:00~18:00(※祝祭日は不可)
治療方針の決定
かかりつけの先生とCKDについてお薬など、最善な治療を協力しながら決めていきましょう。

診療日

慢性腎臓病外来
9:30~12:00 野畑 鈴木

水曜日~土曜日は初診診療は行っていません。通院中の患者さんが体調を崩されたときの対応のみとなります。
*火曜日は緊急手術の対応をしている事もありますので待ち時間を頂くこともあります。
*診察日以外の採血/検尿は月曜から土曜日の10:30から12:00まで
 もしくは火曜日と木曜日の17:00から19:00までに予約をとって来院ください。
*シャント関連の緊急対応受付は当日13:00までとさせて頂きます。
*その他の事は16:00までにご連絡ください。

スタッフ紹介

鈴木 信吉

鈴木 信吉

平成18年 愛知医科大学医学部卒業

< 資 格 >
日本透析医学会透析専門医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本リウマチ学会リウマチ専門医
日本内科学会総合内科専門医
< 所属学会 >
日本透析医学会
日本腎臓学会
日本リウマチ学会
日本内科学会
日本臨床腎移植学会
日本アフェレシス学会
急性血液浄化学会
日本糖尿病学会
野畑 宏信

野畑 宏信

平成16年 名古屋市立大学医学部卒業

< 資 格 >
日本リウマチ学会リウマチ専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本臨床腎移植学会認定医
日本アフェレシス学会血漿交換療法専門医
< 所属学会 >
日本リウマチ学会
日本内科学会
日本腎臓学会
日本透析医学会
日本臨床腎移植学会
日本アフェレシス学会
日本骨粗鬆症学会
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